でぃばらの丸の内インベスター通信

国際政治、国内選挙など、投資家界隈でアンテナに引っかかった情報。

<8/17(木)>でんさい割引とファクタリング

更新できていなかったブログを更新。

でんさいというものがあることを知った。

きっかけはなにわ金融道のまんがを読んでて、→手形ってものがあるんだ→今は電子化されてるんだ→でんさいというルート。

でんさいは電子記録債権の略で、債権の電子版といったもの。

電子記録債権とは(でんさいネット)

"電子記録債権は、手形・指名債権(売掛債権等)の問題点を克服した金銭債権です。"

ちなみに、現状の手形→でんさいへの切り替えもできるとのことでペーパレスの潮流に伴って切り替えが進むのでしょう。

ちなみに、ファクタリングなど手形の割引と同様にでんさいの割引もあるようで、同じようなエコシステムができるのだなあと思った。マネーフォワードなんかもでんさい割引やっているようです。

でんさい割引とは?仕組みやファクタリングとの違いを解説(マネーファワード)

それではまた!

<8/5(土)>給与ファクタリング、ヤミ金、闇バイトなど

ちょっと面白い記事が。

「闇バイト」と「闇金」が結託して新たな犯罪者を産む、ヤバすぎる日本社会の末路(伊藤博敏/gendaimedia)

最近、ルフィ事件などもおきたが、闇金を返済できず困った人に対して、闇バイトの斡旋などがされており、2つが結託して犯罪者を産む構図が出来上がっているらしい。

また、記事の中で、「給与ファクタリング」という気になるワードが。

簡単にいうと、給与日より前に、手数料を引いた金額をすぐ受け取れるスキームのよう。

ただこちらは、貸金業法の範囲内ということで、やるには登録が必要という判決が今年2月に出ている。登録なくやっているところはそれこそ正規でない闇金ということになる。

給料ファクタリング「貸金業法の貸し付けにあたる」 最高裁が初判断(朝日)

そういえばこんな感じのことやってたスタートアップあった気がしたな〜と思って調べるとpaymeを思い出した。

ただpaymeは給与ファクタリングとスキームが違うとのこと。ホームページで解説してた。

給与前払いサービス「Payme」と給与ファクタリングの違いについて

ちょっとこの辺の仕組みの違いは面白そうなので後で精査してみようかな。

それではまた!

 

<8/3(木)>中国外相の突然の交代、その要因は

最近の国際政治での話題は、中国の突然の外相交代だろう。

中国、急場しのぎの外相交代 秦剛氏解任の説明拒む(日経)

下記中沢氏の記事が興味深かった。

中国外相、異例の更迭 「習近平は独裁者」絡む米中政治劇

ちなみに更迭の理由については色んな噂が取り沙汰されており、不倫問題なども。詳細は下記参照

中国の外相が失踪!香港TV局の才女との不倫が原因?相手の「武勇伝」と疑惑の数々とは(ダイヤモンド)

いずれにせよ、中国外交にとって混乱は避けられなそう。

それではまた!

<7/29(土)>6月の株主総会の総括とアクティビストの時代の始まり

さて、今回は業界ネタにはなるが、6月の株主総会について。最近、東証のPBR1倍割れ議論なども出てきているが、日本ではこの30年低迷した日本株の株価を上げるべく、投資家、国、企業が一体となって本格的な企業価値向上に向け、対話が本格化してきている。

その中でも一際動きが目立つのが、国内外アクティビストの動きだろう。

日本で有名なのは、旧村上ファンド系で村上世彰氏の長女村上絢氏率いるシティインデックスイレブンス村上ファンドの丸木さん率いるストラテジックキャピタル任天堂創業家山内万丈氏率いるYFOだろうか。

今回の6月の株主総会でもシティ→コスモ、ストラテジック→日証金、YFO→東洋建設への提案で話題になった。特に株主提案を可決させたYFOは驚きでびっくりした人も多かったのでは。

東洋建設で株主提案の取締役が過半に!任天堂創業家のTOB巡り「社長解任」シナリオも(ダイヤモンド)

また、シティについては、コスモ側がMoM(マジョリティーオブマイノリティ)を使い、大株主のシティを決議から除外するという買収防衛策に出たが、この適用が果たして妥当だったのかという点が問題になっている。

MOM、問われる妥当性-特定の株主の議決権制限-日経

今後法廷での争いになりそうとのこと。

最近は国内の昔からのLOなど、昔からの安定した機関投資家も安易に賛成するのではなく、議決権行使を通じた企業価値向上を真剣に考えて議決権行使をするようになっており、株主総会の場が本気の交渉の場へ変化してきている。

企業の経営者も、ガバナンス含め常に企業価値向上のための施策を打っていかないとすぐ交代させられるような圧力がかかるだろう。(ビックモーターの件も念頭に)

それではまた!

<7/26(水)>黒海穀物合意③ロシアの破棄と、オデッサへの攻撃

最近、ブログ更新をサボっていたので、反省してまた書き始める。テーマは最近また問題化してきている黒海穀物合意について。

経緯などは前回①、②でかいたので参照されたし。

<5/14(日)>黒海穀物イニシアティブ①

黒海穀物イニシアティブ②

さて、時系列で見ると、まず7/17にロシアは穀物合意から離脱した。(7/18)

焦点:ロシア穀物合意離脱にアフリカ衝撃、食料価格2倍予測も(7/17ロイター)

"その後、7/19に、ウクライナ当局は、南部の港湾都市オデーサでロシア軍のミサイル攻撃があり、貯蔵インフラが被害を受け、約6万トンの穀物が失われたと発表した。"

ウクライナ港湾都市をロシアが攻撃、穀物6万トンが被害 輸出協定の失効翌日(BBC)

これで1番被害を受けるのは、アフリカのウクライナから穀物を輸入していた貧しい国々だろう。ちなみに上記ロイター記事によるとウクライナ産小麦輸入1位はエジプトとのこと。

さて、問題は世界の小麦価格である。

小麦価格急騰、ウクライナ港攻撃で 上昇率は侵攻後最大(日経)

案の定、7/14あたりから上昇している。13の終値640ポイント前後だか、現在は760ポイントほど。

小麦先物チャートの長期~短期(speculator)

ちなみに6月中旬頃から、23.24ぐらいにかけて急騰、急落相場になってるがこっちも地味に気になった。後で見てみよ〜

それではまた!

 

<7/5(水)>geolocationの手法、場所探知

SAR画像について調べていたら、面白い記事を発見した。

画像1枚から遭難したハイカーの居場所を特定した人物がその特定法を解説

記事によると、山で遭難した人が1枚の写真を投稿。有志のジャーナリストがその画像から、場所を割り出して共有。それをもとに救助隊が行動して救助されたという。この話し自体は美談だが、その場所の割り出し方法を投稿者がTwitterにあげていて、その方法が興味深い。

こうした手法は今後場所探知?のメジャーになっていきそうだ。詳しいことは記事を見ていただけたら。

それではまた!

 

<7/1(土)>衛星画像から分析する海上船舶の動き

こちらのサイト(MarineTraffic)では、海上を航行する船舶の位置を特定できる。ちなみに、前に一度太平洋フェリーで、北海道から名古屋まで2泊3日のフェリー旅をしたのだが、その際に乗った木曽の位置はこちら。なかなか便利。

ちなみに、べリングキャットではこちらに加えて、planet labsのデータを活用して分析している模様。

今後はこうしたデータ分析が当たり前になっていくんでしょうね。

それではまた!