でぃばらの丸の内インベスター通信

国際政治、国内選挙など、投資家界隈でアンテナに引っかかった情報。

<5/21(日)>ボリビアを中心とした中南米諸国がリチウム版OPEC設立を検討か

また選択に興味深い記事が。EVにおける重要な材料であるリチウムの最も生産が多い中南米で、リチウム囲い込みの動きが出ているよう。

リチウム版OPEC」設立の動き ボリビア大統領が近隣国と連携

世界最大のリチウム埋蔵国であるボリビアが、近隣のアルゼンチン、チリなどとリチウム版のOPECを作ろうと動いているという。

気になったので、他の記事も当たってみた。

JOGMEG(言わずと知れた日本の鉱山スペシャリスト)の23/3/10付記事があった。

チリ・アルゼンチン・ボリビア・ブラジル:リチウムカルテルの組織の設立を検討

中南米としては、確かに価格や、精製量をコントロールできたらでかいよね。他の国としてはたまったものではないが。

ちなみに、確認されている中南米のリチウムはほとんどチリ、アルゼンチン、ボリビアにまたがっており、その一帯を「リチウム・トライアングル」と呼ぶらしい。はじめて知りました。

日経に記事が出ていたが、どちらかというと懐疑的な論調。

中南米、リチウムで皮算用(ラテンアメリカ・エディター マイケル・ストット)

トット氏によると、チリと、アルゼンチンでは開発が進むが、そもそもボリビアは生産すらすらできてないし、商業利用も複雑で困難なため、生産を開始するまで6-8年かかると。

確かに、6-8年もしたら政権も変わるだろうし、ボリビアの情勢を鑑みても、投資家がいるかは疑問ですね。まあちょっと情勢を注視しましょう。

それではまた!