<5/11(木)>ドル支配の終わりが近づいているのか、日本の生きる術
いつもウォッチしているブログに面白い内容が。
ブラジルの地政学アナリストPepe Escobarの記事の翻訳だが、非常に興味深い。
"De-dollarization kicks into high gear"
この記事によると、2001年世界の外貨準備に占めるドルの割合が73%だったのが、2022年には、43%にまで減っているという。
最近のウクライナ戦争で、ロシアが海外に保有していた外貨が欧米に凍結された。
それを見ていた中国を筆頭としたならずもの国家は、ドル依存を避け、米国債を買うのを避け、リスクヘッジに金や原油などを買いにいっている。最近の中国含めアジアの中央銀行が、金を買いにいく動きは、金専門家で、マーケット ストラテジィ インスティチュート 代表取締役の亀井幸一郎氏も指摘している。記事
また、中国は原油を元で直接取引できるよう、取引所を作り、ペトロユアンを目指しているという。
ますますドル離れが進むという訳だ。米中対立が続く限り、この方向性は今後も続くだろう。
さて日本はどう出るべきか?
実際、資源を持っている西アジア、中国、ロシアに対して、日本は構造的に資源がない。
日本にあるのは、優秀な教育と、人材だけだ。
その分、知恵と工夫を絞り、情報力で勝負するしか無い訳で、今後ますますこの複雑な情勢を生き抜く情報力や、外部ネットワークの重要性が高まりそうです。危機感を持たないとついていけなくなるよ!
それではまた!